こんにちは
2020年度第3次補正予算が28日、参院本会議で可決、成立しました。
以前にも、ブログで何度か登場した“事業再構築促進事業”など、コロナ禍の影響を受けた中小・中堅企業に対する事業転換などを後押しする事業も含まれます。
とはいえ、この事業の補助金については、成立を受けて、ようやく「運営事業者」の応募を開始した段階で、公募要領などはまだ公開されていません。
よろずには、補助金の問い合わせが多く寄せられますが、現段階は確定したことは何も言えない状況です。
では、何も出来ないのか? というとそんなことはなく。
想定できる内容は、準備をしていきたいところです。
補助金でも融資でも、お金を調達するときに、どのように交渉するでしょうか。
「私はこういう商売をやります。」「このため、お金が必要です。」「お金を貸してください・補助金ください」
だけでしょうか。
それだけでは、補助金も採択までには行かない。
そこには、根拠や裏付けが必要です。
その根拠は、自社の強み、事業の差別化・優位性、見込み顧客などがはっきりしていること。事業遂行の可能性が高いこと、その結果売上が拡大することを説明することです。
補助金の申請には、事業計画が求められますが、それには例えば、
①自社の強み・特徴、差別化
②自社の課題
③②の対策・具体的施策
④投資内容とスケジュール
⑤投資後の自社の差別化ポイント
⑥3-5年の売上と利益計画
の説明は最低限必要だと思っています。
“事業再構築促進”の補助金では、投資規模に応じ、他にも要件や記載すべき事項はたくさんあるかと思います。
しかし、基本的な考え方は恐らく同じではないかと思います。
今から自社のことを分析し備えましょう。
よろずがご支援いたします。
あけましておめでとうございます。
コーディネーターの濱田です。
新型コロナウイルスの感染がなかなか収束しない状況の中、
事業者のみなさまも大変な苦労をされているかと思います。
よろず支援拠点は1月4日より経営相談を受け付けております。
微力ながらお役立ちできるよう努めますので、よろしくお願いいたします。
さて、2021年を迎え、
「今年こそは○○をがんばるぞ!」
と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか?
もちろん私もその一人です。
そういうわけで、年初から流行に乗り遅れないようにと思って、
Googleトレンドの急上昇ワードをチェックしていました。
すると「川崎大師」というワードがランクインしています。
(1/1の急上昇ワードです)
初詣の話題かと思って調べてみると、
「オンラインで川崎大師に参拝できる」とのこと。
しかも、川崎大師につづく商店街での買い物も可能、ということで話題になっていたようです。
メディアにも取り上げられていました。
私も初詣は密集するだろうと思って避けていたので、さっそく見てみようと思ったのですが、
どこかわからん!
川崎大師のHPからは見つけられず・・・
Google検索でも上位で見つけられず・・・
川崎大師のHPとは別で作られていて、最終的に「川崎大師タウンネット」のHPで見つけました。
※オンライン参拝は以下のURLよりアクセスできます。
http://www.kawasakidaishi-sanpai.com/
HP作成やECサイト作成、SEO対策などなど普段からおこなっているので、
「もったいないなぁ」
と感じました。
取り組みはコロナ禍に対応したものですし、
初詣に行きたくてもいけない方が多いので、
ものすごく需要があることだと思います。
私としては、オンラインでも川崎大使に参拝できてすごく感謝しています。
WEBに限らずですが、
どんなにいい商品やサービスも知ってもらえないと意味がありません。
消費者視点で言っても、「知ってたら買ったのに」ということもあります。
2021年も「オンライン○○」は重用されると思います。
HPやECサイトなど、うまくWEBを活用していきたいですね。
オンライン川崎大師参拝、ぜひおためしください。
本年もよろしくお願いいたします。
こんにちは
先般、第三次補正予算の閣議決定・”中小企業等事業再構築促進事業”について、概要情報をアップしましたが、今回、事業者向けに少し詳細な情報が更新されましたので、ご案内します。
チラシの表題に
”企業の思い切った事業再構築を支援”とありますので、コロナ禍、アフターコロナを見据えて現在の事業を縦に・横に、飛び地にと広く展開していくことを促しているように思います。
補助金の種類が4種類に分かれており、投資内容や規模・企業規模に応じて、補助金の額も広く検討できるようです。
中小企業と中堅企業が分かれているので、当社が中堅にはるのかなど具体化する必要はありますが、製造業の例を載せておきます。

(
経産省2015年リポートから抜粋)
中小企業の通常枠でも、100万円~6000万円(2/3補助率)の幅があり、投資内容・額も幅広く検討できそうです。
また中小企業から中堅企業へ成長する計画であれば、6000万円超から1億円(補助率2/3)なので、ずっと温めていた事業のアイディアがあるのであれば検討したほうがよさそうです。
いずれも、現段階でも要件がありますし、今後更に要件が公表されていきますので、よろずとしても注視していきたいところ。
活用イメージも公表されています。
小さな業態転換から、大きな事業展開まで、想定されています。
温めていたアイディアを、よろずで検討しませんか。
こんにちは。コーディネーターの濱田です。
2020年もあと少しでおしまいになりそうです。
今年の漢字も
「密」になったとのことで、新型コロナウイルスの影響は大きなものでした。
そんな中、人との接触を避けるために「オンライン○○」推進が進んだ年でもありました。
(オンライン○○も流行語に選ばれていた気がします)
みなさんもオンラインミーティングなどの機会が増えたのではないでしょうか?
オンラインミーティングのツールはたくさんありますが、日本では「Zoom」を使っている方が多いようです。
そんなZoomユーザの皆様、きちんと
更新(バージョンアップ)はしているでしょうか?
利用していると自動で更新されるアプリも多いですが、Zoomはご自身でアップデートする必要があります。
もし今年の春先に初めて利用初めて、それから一度も更新していない・・・
という方は、いろいろな機能が追加されていて驚くかもしれません。
更新方法はいくつかありますが、アプリからの更新方法をご紹介します。
(画面はWindows版です)
①Zoomアプリの右上をクリック
(アイコンの「良」は私の名前の漢字です。お気になさらずに)
②クリックすると、「アップデートを確認」が表示されるので、クリック
③最新バージョンでなければ、次のような画面がでるので、「更新」を押しましょう!
これで更新は完了です。
最後にこの半年くらいの更新で追加された機能で、私が「これは便利!」と思ったものを1つだけ紹介します。
「ブレイクアウトルーム」は利用しているでしょうか?
大人数で集まったのち、それぞれ小さなグループに分かれて・・・という場合によく使います。
そのブレイクアウトルームですが、9月くらいの更新で強化されています。
それまでは、だれがどの小グループに入るか?は「オーナー」が管理していたのですが、
更新後は、参加者が自由に移動できる設定が追加されています。
これがすごく便利・・・
特にセミナーやスクールなど大人数と小グループを切り替えて使いたいケースでは重宝すると思います。
ただし、参加者もZoomも更新していないと使えません。
Zoomも最大限利用するためにも、更新はお忘れなく!
こんにちは。神奈川よろず支援拠点 コーディネーターの小池です。
先週、経済対策が閣議決定され、その対策の裏付け予算となる第3次補正予算が一昨日内閣で閣議決定がされました。
この決定を受け、来年の通常国会で審議がなされ、補正予算が成立、執行が始まるという流れになります。

※画像左が令和2年度、画像左が令和元年度の補正予算(年初の通常国会で審議されるものを並べました)
昨年の9,135億円に対し、今年度は4.7兆円。しかもこれは経済産業省の予算だけでこんなことになっているので、ものすごい予算規模ということが分かります。(今年度経産省はすでに第一次、第二次補正予算で合計23兆円もの予算を投じていますが。。。)
この中で1番の目玉は、4.7兆円のうち実に1.1兆円を投じる「中⼩企業等事業再構築促進事業 【1兆1,485億円】)です。
これは新設の補助金事業で、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するため、中⼩企業の新分野展開や業態転換等の事業再構築に対して6,000万円級の補助金を措置するものです。
次に、2,300億円の追加計上となる「中⼩企業⽣産性⾰命推進事業(特別枠)【2,300億円】」です。
今年度実施していたものづくり補助金(特別枠)、持続化補助金(コロナ対応特別枠)、IT導入補助金(C類型)はそれぞれ公募が終了または間もなく終了になりますが、これを改編し再公募するための予算措置となります。
その他、中小企業再生支援協議会や事業承継・事業引継ぎにかかる予算増額(一部補助金もあるようです)、採択率が急落しているGoto商店街に関する追加予算なども措置されています。
特に補助金については、公募開始後の動き出しが極めて重要なので、今から準備をしておくと良いかもしれません。
最新情報はこちらのページとよろずFacebookでご紹介していきますので必要でしたらフォローをお願いします。
また、こうした中小企業支援策に関するオンラインセミナーも企画されているようです。
関東経済産業局 産業部 中小企業課の方が直接説明をしてくださるようですよ。
(ベンチャー・中小企業が活用できる補助金活用セミナー)
https://www.kipc.or.jp/topics/seminar-event/subs/

通常国会は来年1月中旬に召集されるとのこと、補正予算成立は1月下旬から2月上旬くらいまでと考えると、補正予算の補助金事業の公募は2月下旬から3月上旬でしょうか。
個人的にはポストコロナが見え始めてきたように感じています。
一緒に考えて、前進していきましょう!
(よろずFacebook)
https://www.facebook.com/yorozu.kanagawa
(経済産業省PR資料)
https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/pdf/hosei3_yosan_pr.pdf

こんにちは
みなさんニュースでご覧になってるかと思いますが、令和2年度第3次補正予算が閣議決定されました。
その中で、特に関係があると思われる ”中小企業等事業再構築促進事業”について、現時点で把握できる内容をアップします。
中小企業庁のリンク(一定期間すぎるとリンク先が変更になることがありえます)
中小企業庁で現在事務局となる企業からの意見聴取を行っている段階であり、申請の時期など詳細は未定です。
補助金としては、大きく4つにグループがありますが、要件としては、
①申請前の直近6カ月間のうち、売上高が低い3カ月の合計売上高が、コロナ以前の同3カ月の合計売上高と比較して10%以上減少している中小企業等。
②自社の強みや経営資源(ヒト/モノ等)を活かしつつ、経産省が示す「事業再構築指針」に沿った事業計画を認定支援機関等と策定した中小企業等。
とされています。
その目的が、”新規事業分野への進出等の新分野展開、業態転換、事業・業種転換等の取組や、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援する” とありますので、モノ補助や持続化補助金(コロナ型)の申請スタイルをベースに、より積極的な再構築を検討する企業が採択される可能性があります。
今後、運営事業体が決定し、公募の事前告知があると思われますが、大きな事業転換など資金調達も併せて検討する場合は今から作戦を練っていてもいいと思います。
事業転換・再編・新規事業を少しでも念頭に置いている経営者さんは、是非、よろず支援拠点に連絡ください。
こんにちは
今日は、8月に開催した
“特定創業支援セミナー”に参加された中山 護 氏のパン屋さん開店(祝!)のお話です。
(パン屋と呼ぶのか、ブーランジェリーと呼ぶのか?は後で)

(右の男性が中山氏)
セミナー期間中にご来訪頂いた中山氏。 創業準備も済み、収支もしっかり検討され、あとは実行のみの状態。 店舗の図面や設備などもテキパキと説明され、スゴイなぁと感心するばかり。
過去の経験を伺うと、かの“ル・コルドン・ブルーLe Cordon Bleu”でパン部門の先生をされていた、という。 コロナ禍によりプログラムの縮小等を受け、“それならば”と独立を決意したとのこと。
なるほど! 教える仕事もしていたので、説明やお話も上手なわけです。
更に過去の話になって、なんとパン職人になる前は機械メーカーの生産技術者だったとのこと。
なるほど! 数字にも強く、図面や設備仕様の話もスムーズなわけです。
お店は横浜市から東横線で3駅、
白楽の六角橋商店街の一筋入った ”ふれあい通り“ にあります。
商店街にあるメリットを活かして、近くのコーヒー屋さんのコーヒーを使ったパンも商品化。
今後は豆腐屋さんの食材を使ったパンも取り入れたいと。

伺ったのは朝9時前で静かでしたが、周りの店が開く10時過ぎから通りに人が増え、午前中に売り切れる状態。 このため予約販売も受けるようにしたとのこと。
創業支援セミナーでは、
過去のご自身の経験や人脈を活用すること、
差別化はモチロンのこと、
協力してくれる人や固定客・リピーターを大事に、なーんて話をしているのですが、中山氏は全てを活かしていました。
これから、商品ラインアップの充実だけでなく、SNSやグーグルビジネスによる広報活動など、やることはたくさんありますが、本当に楽しみです。
さて、お店の名は、
“La Boutique de Mamoru”(ラ ブティック ドゥ マモル)。
ベーカリー、ブーランジェリーではなく、“ブティック”を選択。
フランス仕込みのパンやお菓子だけでなく、美味しいモノを紹介していく”ブティック”にすることが目標。
コロナ禍で、暗いニュースも多いですが、コロナ禍のピンチをチャンスに変えて、夢を実現していく人もいる。
自分も頑張んなきゃなぁ と改めて考えた朝でした。
創業・経営に悩んだら、”神奈川県よろず支援拠点!”
一緒に考えましょう。
こんにちは。
みなさんご承知かと思いますが、ものづくり補助金の締め切りが、11月26日から延期され、12月18日となりました。
さて、これを聞いて、安心して筆(?)が止まっていないでしょうか。
加点項目の申請を後回しにしていないでしょうか。
ものづくり補助金は、審査ハードルがちょっと高く、投資が何故必要なのか、投資して何を実現するのか、何をもって達成したと判断するのか・・・などなど検討する必要があります。
締切が延びた分、推敲する時間が増えたことから、確実な事業化だけでなく、補助金の採択の可能性を上げるために、今よりももっと詳細に計画を検討している企業さんも多くおられると思います。
また、加点を諦めていた企業さんも、時間的余裕によって、加点の申請が可能になってきます。
締切が延びたということは、それだけ申請企業さんの申請レベルも上がる可能性があるわけです。
書き悩んでいる企業さま、筆が進まない企業さま。
”よろず支援拠点”が伴走しますよ!
(小規模事業者持続化補助金もモチロン)
こんにちは。神奈川よろず支援拠点 コーディネーターの小池です。
近代日本経済の父、日本資本主義の父などと称され、現在でも残る多くの企業や社会事業を興した実業家である渋沢栄一先生の講話を聞いてきました。

はい。もちろんご本人ではなく、埼玉県深谷市にある渋沢栄一記念館/渋沢栄一先生のアンドロイドによる講話を聞いてきました。

※JR深谷駅、立派な建物でした。
来年の大河ドラマの主人公、2024年からは新一万円札の肖像画となる予定の『渋沢栄一』ですが、私が強く関心を持ったのは城山三郎さんの小説『雄気堂々』を読んだ金融機関職員時代でした。三十代半ばで第一国立銀行の頭取になるのですが、世の中を俯瞰して産業を育成していこうという想いに強く惹かれたことを今でも覚えています。
コロナで時代が大きく変化していますが、時代の変化に合わせて事業の在り方を変化させて対応されている企業さんは業績が回復、あるいは伸長しているように感じます。こういった企業さんに共通することは、『お客さん視点』ということのように思います。
『自分はコレができる』、『わが社のサービスはコレ』ではなく、『お客さんはこう思うだろう』、『お客さんはここに困っているはずだ』というお客さん視点があり、そうした情報に対する感度を高めて、愚直なまでにそれに応えるご努力をされていらっしゃいます。
『渋沢栄一』は封建制度に疑問をもち、国家的な視点で様々なニーズを汲み上げ、次々と産業を作っていった大企業家です。この根本も、『お客さん視点』に他ならないのではないかと感じました。
今回の講話は『道徳経済合一説』という個別の産業育成ノウハウのような話ではありませんでしたが、近年よく聞くようになった『ソーシャルビジネス』や『ステークホルダー型資本主義』のような考え方をあの当時から持ち、実行していたことに、改めて心を動かされました。

※渋沢栄一先生とツーショットをパシャリ、ありがとうございました!
来年になると大河ドラマが始まり、混雑が予想されますので今がチャンスかもしれません。近いうちに足を運んでみてはいかがでしょうか。
渋沢栄一記念館
http://www.city.fukaya.saitama.jp/shibusawa_eiichi/kinenkan.html

こんにちは。神奈川よろず支援拠点 コーディネーターの小池です。
先週末、ぽっかりと空いた時間を使って、展示会を2つはしごしてきました。
一つ目は、パシフィコ横浜で開催されていた、『Bio JAPAN』。
https://www.ics-expo.jp/biojapan/ja/
昨年と比べるとやはり人は少ない感じがしましたが、参加されている方々の表情は真剣そのもの。少しずつ日常が戻ってきていて嬉しいです。

※古巣でお世話になった方々にもたくさんお会いできました。ありがとうございました!
二つ目は、東京都立産業貿易センター(浜松町)で開催されていた、『オーガニックライフスタイルEXPO』。
https://ofj.or.jp/
こちらも昨年と比べると静かでしたが、参加される方が非常に多様な展示会であるのが特徴のように感じました。オーガニック3.0やSDGsといった、社会的課題に関する関心の高まりが背景にあるように思います。

※国内で最先端の研究を行っているOIST(沖縄科学技術大学院大学)のインキュベーター入居企業のブース。ひっきりなしに人が訪れていました。
両展示会とも、感染症対策には非常に気を配っている様子でした。
Bio JAPANでは、入場にあたっては完全に非接触でした。入場ゲートにあるサーモカメラで体温チェックをされ、問題なければカメラ横にあるプリンターから『検温OK』のシールが出力され、それをネームプレートに張り付けて入場する仕組みになっていました。
展示会に出展して名刺を集めるというオーソドックスな営業スタイルは、今後も変わらずあるのかなと感じることができました。
これらの展示会もそろり始まっています。
万全の対策をして、営業活動も動き出さないといけませんね!!
