2021年02月08日
コラム
「小規模事業者持続化補助金」の採択結果発表…
こんにちは。神奈川よろず支援拠点コーディネーターの小池です。
先週金曜日(2/5)、小規模事業者持続化補助金『コロナ特別対応型(第4回締切分)』の採択結果が公表されました。

中小企業庁によると、
『申請のあった52,529件について外部有識者による厳正な審査を行った結果、15,421件の採択事業者を決定しました。』
とのことで採択率は29.3%、つまり10人が申請して3人通らない…非常に狭き門だったということが分かります。
この合否を分けたポイントはどこにあるのでしょうか。
これは、公募要領にそのヒントが隠されています。
まず一つ目。
公募要領の中に、『採択審査』という項目があり、このような記述があります。
『補助金の採択審査は、提出資料について、「表1:審査の観点」に基づき、有識者等により構成される審査委員会において行います。』
つまり『審査の観点』というものに基づいて合否が決まっている…ということが想像できますね。

二つ目、
「表1:審査の観点」には、以下のような記述があります。
Ⅱ.加点審査
提出された経営計画書について、以下の項目に基づき専門家による加点審査を行い、総合的な評価が高いものから順に採択を行います。
① 新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越えるための取組として適切な取組であるか。
②『サプライチェーンの毀損への対応』、『非対面型ビジネスモデルへの転換』、『テレワーク環境の整備』のいずれか一つ以上に関する取組を行い、補助対象経費の1/6以上の投資を行う事業計画になっているか。
③ 自社の経営状況分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の透明・適切性を有する事業計画になっているか。
国語の問題のような話ですが、事業計画書内で、『○○について述べよ』という問題要求が出ているわけですね。上記①~③について、有識者等が書類だけ見てわかるような内容が記載されていないと点数が取れない…ということが想像できます。

三つ目、
順番が前後しますが、上記の「表1:審査の観点」には、こんな記述もあります。
Ⅰ.基礎審査
次の要件を全て満たすものであること。要件を満たさない場合には、その提案は失格とし、その後の審査を行いません。
①必要な提出資料がすべて提出されていること
…以下省略
書類不備などがあれば、採点すらしてくれない…ということでしょうね。
合否を分けるポイントは概ね上記の通りかと思います。
中でも最大のポイントは二つ目、加点審査の①~③の項目で、他社より優れた内容を事業計画書の中に織り込んでいく、ということになろうかと思います。
過日成立した令和2年度第三次補正予算において、持続化補助金特別枠の予算も計上されており、今後公募が予定されています。
再チャレンジなさる方は上記を踏まえて準備を進められると良いと思います。
お困りのことがありましたら、神奈川県よろず支援拠点までご相談ください。
(よろずFacebook)
https://www.facebook.com/yorozu.kanagawa

先週金曜日(2/5)、小規模事業者持続化補助金『コロナ特別対応型(第4回締切分)』の採択結果が公表されました。

中小企業庁によると、
『申請のあった52,529件について外部有識者による厳正な審査を行った結果、15,421件の採択事業者を決定しました。』
とのことで採択率は29.3%、つまり10人が申請して3人通らない…非常に狭き門だったということが分かります。
この合否を分けたポイントはどこにあるのでしょうか。
これは、公募要領にそのヒントが隠されています。
まず一つ目。
公募要領の中に、『採択審査』という項目があり、このような記述があります。
『補助金の採択審査は、提出資料について、「表1:審査の観点」に基づき、有識者等により構成される審査委員会において行います。』
つまり『審査の観点』というものに基づいて合否が決まっている…ということが想像できますね。

二つ目、
「表1:審査の観点」には、以下のような記述があります。
Ⅱ.加点審査
提出された経営計画書について、以下の項目に基づき専門家による加点審査を行い、総合的な評価が高いものから順に採択を行います。
① 新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越えるための取組として適切な取組であるか。
②『サプライチェーンの毀損への対応』、『非対面型ビジネスモデルへの転換』、『テレワーク環境の整備』のいずれか一つ以上に関する取組を行い、補助対象経費の1/6以上の投資を行う事業計画になっているか。
③ 自社の経営状況分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の透明・適切性を有する事業計画になっているか。
国語の問題のような話ですが、事業計画書内で、『○○について述べよ』という問題要求が出ているわけですね。上記①~③について、有識者等が書類だけ見てわかるような内容が記載されていないと点数が取れない…ということが想像できます。

三つ目、
順番が前後しますが、上記の「表1:審査の観点」には、こんな記述もあります。
Ⅰ.基礎審査
次の要件を全て満たすものであること。要件を満たさない場合には、その提案は失格とし、その後の審査を行いません。
①必要な提出資料がすべて提出されていること
…以下省略
書類不備などがあれば、採点すらしてくれない…ということでしょうね。
合否を分けるポイントは概ね上記の通りかと思います。
中でも最大のポイントは二つ目、加点審査の①~③の項目で、他社より優れた内容を事業計画書の中に織り込んでいく、ということになろうかと思います。
過日成立した令和2年度第三次補正予算において、持続化補助金特別枠の予算も計上されており、今後公募が予定されています。
再チャレンジなさる方は上記を踏まえて準備を進められると良いと思います。
お困りのことがありましたら、神奈川県よろず支援拠点までご相談ください。
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